これってどういう仕事?
どうしたらなれるのかな…?
今回はこんなお悩みを解決する記事を書きました。
オンライン秘書は、在宅で事務や秘書業務を行う仕事のこと。
オンラインアシスタント・在宅秘書などと言われることもあります。
秘書業務のみではなく、さまざまな事務仕事を担当することも多いです。
会社の方針にもよりますが
秘書の経験は必要なく、事務の経験があれば仕事はできますよ。
私も、結婚前はOLとして働いていたものの、ブランク6年・専業主婦で応募しましたよ。
パソコンスキルが他の人より優れているわけではなかったですが、これまで6年稼ぎ続けることができています。
私はオンライン秘書として3社との契約・稼働経験がありますので、
「オンライン秘書の仕事内容」「オンライン秘書になる方法」「オンライン秘書って稼げるの?」
という疑問にお答えしていきます。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてくださいね。
この記事で分かること
- オンライン秘書の仕事内容
- オンライン秘書になる方法
- オンライン秘書って稼げるの?
オンライン秘書の仕事
オンライン秘書とは
まずはじめに、オンライン秘書とは?という疑問にお答えします。
オンライン秘書とは、秘書業務以外にも、事務やマーケティング、経理など、いわゆるバックオフィス業務といわれる仕事内容を、オンラインを通じて依頼・受注するサービスのことです。
オンラインアシスタントや事務代行サービスという表現をすることもあります。
具体的は、
①依頼をしたいクライアント企業が、サービス提供企業に依頼をする
②サービス提供企業は、社内にいるスタッフの中で依頼ができそうなメンバーに依頼ができるか相談する
③こんな仕事をいつまでに仕上げる事ができますとクライアント企業に回答する
④業務を開始し、依頼内容を納品する
⑤クライント企業は、サービス提供企業に契約金額を支払う
⑥働いたアシスタントは、時間単価で業務量に応じた報酬を支払われる
といった仕組みになっています。
※会社によって、順序や仕組みは異なりますが、概ねこういった仕組みになっています。
オンライン秘書の仕事内容
続いてオンライン秘書ってどんな仕事をするの?という疑問にお答えします。
オンライン秘書といっても、会社によって依頼内容は様々です。
事務 | 請求書・納品書 リサーチ 提案資料 |
総務・労務 | 出張手配・予約 議事録作成 経理 仕訳 注文書・発注書 |
人事 | 求人票作成 応募者連絡 面接日程調整 |
ECサイト | 受注・発注対応 お客様対応 商品情報入力 |
マーケティング | SNS文面作成 SNS投稿・リサーチ オウンドメディア記事執筆 |
私は、すべて株式会社の法人の会社から仕事をいただいていましたが、個人事業主の方のサポートなどの仕事の場合もあります。
会社によって依頼内容は様々なので、事前にどういった仕事を想定しているかを確認しておきましょう。
オンライン秘書の報酬単価・収入相場
オンライン秘書の仕事は、時間単価制の場合が多いです。
(オンライン秘書は給料ではなく、業務委託契約の報酬が多いため、時間単価という表記をしています)
時間単価の場合には、仕事内容により異なりますが
平均の時間単価は1,000円~2,000円程度
(ディレクターなどの仕事やテレアポなどを担当する場合には、2,500円位の案件もありましたよ。)
在宅ワークの中でも比較的単価が高く、アルバイトで働く金額と同程度の報酬を得られるため、人気なんですね。
ご自身が充てられる時間分報酬を得られるため、
・1日5時間×週4日の場合には、月に80時間×1000円~
・1日2時間×週3日の場合には、月に24時間×1000円~
といった形で収入金額をイメージしやすいのが特徴です。
オンライン秘書のメリット・デメリット
おすすめポイント
- 地方や海外など場所を問わず働ける
- 子どもや家の都合に合わせて稼働時間を調整しやすい
- 時給制なので毎月の報酬が安定する
- コミュニケーションを取りながら仕事ができるので楽しく働ける
- 資格や特別なスキルがなくても働ける
- 自分のキャリアを積み上げられる
デメリット
- メリハリがなく、永遠と仕事ができてしまう
- 先方に合わせて急ぎでの仕事を対応することもある
- スキルが身についても時給が上がりづらいことが多い
- 収入を増やすには稼働時間を増やさないといけない
こういったメリットとデメリットがあります。
仕事量はかなり多く、転勤があっても収入が安定している点がとてもありがたかったです。
また、会社内には子育て中や、転勤族・駐在妻など、オンライン秘書として働いてく方がたくさんいたため、コミュニケーションを取りながら働けることも大きなメリットだなと感じていました。
一方で、コミュニケーションを取りながら仕事をしているため、急ぎで!修正お願い!とお願いされることも。相手の都合に合わせて、プライべーとよりも仕事を優先してしまうことや、夜遅くに仕事をしていることもあったので、そういった点は大変でした。
また、時給制で仕事内容に対して時間単価の収入を得ているため、単価が上がりづらいなという感想も持っています。
オンライン秘書になる方法
オンライン秘書になるには、主に2つの方法があります。
①オンライン秘書の会社の求人に応募する
オンライン秘書の会社に所属・契約し、会社が契約した別の会社の仕事を受けるという方法があります。
こちらの会社に応募し所属することでのメリットは
・安定して仕事を得る事ができる
・幅広い業務内容の依頼がある
・トラブルの際には会社が守ってくれる(間に入ってくれる)
・同じような境遇で働いている人が多いので理解してもらいやすい
一方で、デメリットは
・人気であるため採用率が低い
・選考に時間がかかる
・業務内容の一部のみを依頼されるため、責任ある仕事はできない
です。
②クラウドソーシングサイトでオンライン秘書を募集している会社と契約する
クラウドソーシングサイトには、多くのオンライン秘書の仕事が公開されています。
仕事内容も様々で、専門的な内容もあれば、事務の仕事を募集していることもあります。
こういった仕事に応募して、直接契約することもできます。
■メリットは
・依頼内容がはっきりしている
・立ち上げ段階から最後まで携われる
・成果を出したら社員と喜びを共有できる
・成果に応じて報酬が上がりやすい
■デメリットは
・選考が進むまでどういう会社なのかわからない
・仕事の依頼が途中で変わるケースも多々
・急ぎの依頼でも対応しないといけないと感じてしまう
私はオンライン秘書の会社への所属、直接契約での依頼のどちらも受けたこともあります。
筆者が感じたオンライン秘書サービス・直接契約のメリット・デメリット
報酬は直接契約の方が良かったです。
また、直接契約の方が責任ある仕事を担当させていただくことができました。
私自身が0から立ち上げる所から入り、数字の分析から、改善まで担当できるのでとてもやりがいがあるなと感じました。
一方で、特定の企業に所属している分、先方の都合に合わせて柔軟に対応する必要がありましたよ。
クラウドソーシングサイトには、社名が非公開の状態で出している会社も多いので、リスクもあるなと思いました。
安心して働けるという意味では、オンライン秘書の会社の方が安心感はあります。
またコミュニケーション面では、オンライン秘書の会社の方が楽しく働くことができます。
所属しているメンバーの人数が多く、同じような転勤族の人、子育て中のママも多いからです。それぞれの境遇に合わせて協力し合って働けるため、何かあった時にも相談しやすいなと感じます。
このようにどちらにもメリット・デメリットはありますので、いくつか試し、ご自身に合う会社の仕事を受けてみてくださいね。
【体験談】オンライン秘書になるためにはこんなステップがありました
オンライン秘書の選考
続いて選考についてご紹介します。
私はこれまでに3社のオンライン秘書業務で働いたことがあり、その他にもいくつかの会社の選考を受けたことがあるので、これまでの経験をまとめてみました。
今とは異なっていることもあるかもしれませんので参考までに見てくださいね。
<選考内容>
・適性検査
・履歴書・職務経歴書の提出
・書類選考(実務テスト)
・面接(1回~2回)
<面接方法>
・Skype、Whereby、ZOOM、Googlemeetなど。
すべてオンラインで完結する形でしたが、選考を始めてから内定をいただくまでに3週間~1か月半程度かかっていました。
選考のステップが多いだけ、仕事が決まるまでに時間はかかる印象ですね。
オンライン秘書の面接で聞かれる内容
オンライン秘書の面接ではこういったことを聞かれました。
・今までの仕事内容(特定の職種に応募している場合には、その内容を詳しく)
・転職理由
・応募理由
・なぜ在宅の仕事を希望しているのか
・オンラインツールの利用経験(チャットツール、GoogleDriveなど)
・これからどんなことに挑戦したいか
・長所・短所
基本的な質問は一般的な面接と同じですが、在宅での仕事の場合には自分一人で仕事を完結させる必要があるので、オンラインツールを使い慣れているのかという質問は必ず聞かれましたよ。
オンライン秘書になるためにしたこと4選
1.自分の強み・弱みを書き出した
まず行ったことは、自分の強みと弱みを客観的に分析すること。
・これまでどんなことを行ってきて、どんな成果をだしていたのか
・自分の強みを、この仕事ではどのように生かして、どんな成果を出せるのか
といった内容をといった内容をお話できるようにしました。
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2.想定の試験に向けてスキルを磨いた
選考に向けて、ExcelやPowerPointの勉強もしましたよ。
オンラインで働く場合には、事務スキルのテストがある場合が多いと言われています。
ですが、私はこれまで選考の中でオフィスソフトのテストを受けたことはありませんでした><
その代わり、入社後の研修でオフィスを利用した課題テストや報酬を上げるための実務テストなどはあったのでしっかり活かすことができましたよ!
私はブランク5年の状態で採用試験に臨みました。
実はExcel、PowerPointともにあまり得意ではなく…入社後に仕事をするために必死で学びました。
ですので、私が受けた試験にオフィスソフトの実務試験がなかったから、運よく採用いただけたのかなと思っています。
もし、ご自身がパソコンスキルがあまり高くないことを気にしている場合には、コミュニケーション能力を重視している会社を選ぶか、スキルアップをしてから採用試験に臨むとよさそうですね。
3.会社分析
自分がこの会社に入ることで、どんなことができるかをお伝えしようと、会社分析を行いました。
具体的には、HPを読み込んで
・会社概要
・その会社が求めている人物像
・どんなところで力に慣れそうなのか
を分析しましたよ!
4.笑顔で・素直に臨んだ
面接の際には、笑顔でコミュニケーションをとること。
聞かれたことには、大げさにいったり、ごまかしたりせず、素直にお話しました。
自分の弱みも下手にとりつくろわずに、「こういうところが弱みなので、これからこうしていきたいです」と前向きな発言に変えてお伝えしました。
オンラインでの選考であっても、転職の選考であっても同じですね。
そんな試行錯誤の上、無事に選考を通過し、内定をいただくことができました。
入社後研修
研修内容
入社後には、オンラインで研修の時間がありました。
その際には、Googleや使用するツールの説明、仕事の受け方などを教えてもらいました。
先ほどもちらっとお伝えしましたが、
・ExcelやPowerPointの課題テストを合格しないと、実務の仕事をもらえない
・研修期間がしっかりとも設けられている
など、研修体制は様々です。
でも特定の会社に入るよりは、オンライン秘書の会社の方が研修制度はしっかりしていましたよ。
依頼の受け方
依頼の受け方も会社によって異なります。
・自分自身で挙手性で案件を受ける
・事前にこういう仕事を担当してもらおうと思っていると、先方から依頼内容を頂く
など、会社によって様々です。
ただ、待っているだけではなかなか仕事は取れないので、「私はこういう仕事をしてきて、こんなことができます!」と上司や研修担当の方にお伝えしていましたよ。
オンライン秘書の仕事内容
では、今までに私が担当してきた仕事をざっとご紹介します。
実はオンライン秘書の最初の仕事は、SNSの投稿用の文面作成でした。
・Facebook、Instagram、Twitterの文面を季節に合わせた内容で毎月8案ずつ作成
といった形で受けていました。
当時はまだ、オンラインでの事務を依頼するという文化があまり浸透しておらず、今ほど依頼内容は広くありませんでした。
ですので、ライティングの案件が多かったので、まずはできそうなところから少しずつ挑戦していきました。その後は、徐々に業務範囲を広げていきました。
今までに経験したのはこんな感じです。(これでも一部抜粋です))
■事務・経理
・仕訳・データ集計作業
・入力作業
・議事録作成
・PowerPoint資料作成
■人事
・求人文面作成
・応募者対応・面接
・スカウトメール送信
・入社後研修
・1on1面談
■オンラインショップ
・受注・発注処理
・キャンセル処理
・お客様対応業務(チャット・メール)
・在庫確認
・入金確認
■マーケティング
・SNS投稿用文面作成
・オウンドメディア記事作成
・公開情報の分析(GoogleAnalyticsなど)
・外部ライター対応
・WordPress入稿
オンライン秘書といってもこれだけの仕事を担当できました。
もしご自身が専門的に深めていきたい仕事があるのでしたら、特定のジャンルを極めることもできると思いますよ。
オンライン秘書おすすめ求人サイト
それでは、オンライン秘書のおすすめ求人サイトについてご紹介していきます。
HELP YOU
公式HP:https://va.help-you.me/assistant_introduction/
海外在住者も多いという老舗のオンライン秘書の会社「HELP YOU」。
海外や地方在住者が多い会社だそうで、ご自身の家庭の事情に合わせて仕事ができるそうです。
経理やライティング、WEBスキルなどの専門スキルがなくとも、事務のスキルを活かして仕事ができます。
ただし、採用率は1%という数字も。一度チャレンジしてもよいかもしれませんね。
クラウドワークスエージェント(旧ビズアシ)
クラウドワークスエージェント(旧ビズアシ)公式HP:https://crowdworks.jp/static/lp/bizassistant_online/
大手クラウドソーシングサイト「CrowdWorks」が運営するクラウドワークスエージェント(旧ビズアシ)は、完全在宅で仕事をマッチングしてくれるサービス。
事務の仕事がメインですが、翻訳やデザインなどもあるそうです。
この会社では、特定の会社の専属スタッフとして仕事をするため、雇用契約に近い形で仕事ができるそう。
また、業務委託契約では、契約上のトラブルの心配をされる方も多いと思いますが、間にエージェントのスタッフが入ってくれるので安心して仕事ができるそうですよ。
フジ子さん
フジ子さん公式HP:https://fujiko-san.com/careers/
ホラン千秋さんがアンバサダーをされているオンライン秘書の会社「フジ子さん」。
こちらの会社も、他の会社と同様に事務の仕事をオンラインで受ける形です。
選考では、実際に業務依頼を受けた場合に、どういった形で納品をするかという模擬も行われるそう。不採用の場合に、単発での業務依頼を受ける事ができたという声もあるのでぜひ挑戦してみてくださいね。
CASTER BIZ(キャスター ビズ)
公式HP:https://careers.cast-er.com/
HELP YOUと同じく、オンライン秘書の分野の老舗「CASTER BIZ」。
この会社の特徴は、2つあります。
一つ目は、採用や経理、労務のように、分野に特化した人材を集めていること。
具体的にどういう仕事がどれくらいできる人を募集していますとはっきりと募集要項に書かれていますので、これまでに特定の分野に特化して仕事をしてきた方にとっては、仕事内容がイメージしやすいです。
二つ目は、働き方のバリエーションが多いこと。
こういったオンライン秘書の会社は、業務委託契約で時間単価の仕事が多いですが、こちらの会社は正社員契約や、直接雇用の働き方を選ぶことができます。
正社員契約ですが、フルリモート・フルフレックスという特徴は変わりません。
普段は保育園に子どもを預けて、フルタイムでしっかりと働きたい、地方だけど在宅でフルタイムで働ける会社を探しているという方にはおすすめの会社です。
mamaworks(ママワークス)
公式HP:https://mamaworks.jp/
ママが在宅で働ける仕事を集めた求人に特化したサイトを運営しているママワークス。
在宅でフレックスで働ける仕事が掲載されています。
業務委託や、正社員、アルバイトなどの働き方があります。
こちらのサイトでは、運営スタッフの方と面談後に仕事を紹介していただくというスタイルの求人もあるようです。
最初に疑問点を解消し、中立な立場で仕事を案内してもらえるのはありがたいですね。
また、このサイトを運営している「アイドマ・ホールディングス」という会社自体も在宅で働く秘書の方を募集していましたよ。
CrowdWorks(クラウドワークス)
最後にご紹介するのは、フリーランスにはおなじみのクラウドソーシングサイトの「CrowdWorks」。
人気のライティング案件やデータ入力、オンライン秘書の仕事、デザインやSNS運用代行など多くの仕事が掲載されています。こちらのサイト内にも、オンライン秘書・オンライン事務代行といった形で、仕事の情報が掲載されています。
実は私もこちらのサイトを利用して、オンライン秘書の仕事を受けたことがあります。
他のサービスと同様に選考を受け、面接、研修。
その後、時間単価制で仕事を継続していただくことができていました。
多くの案件が掲載されているため、おすすめです!
ただ、オンライン秘書の仕事に限らず、社名が公開されていない会社が多いことや、LINEなどの外部サービスへの登録を促されるケースや、実態がない開始、何かを購入されそうになるなど怖い思いをされるケースもあるようです。
もしこちらのサイトを利用される場合には、選考過程で、
・社名を公開してくれない
・怪しそうな感じがする
と思った場合には、早急に事務局に相談するなどの対策を取ってくださいね。
まとめ
今回はオンライン秘書で働く方法を紹介しました。
オンライン秘書についてまとめていきます。
まとめ
- オンライン秘書は専業主婦でも挑戦できる
- 事務や秘書以外にもたくさんの仕事がある
- オンライン秘書の会社と直接契約の働き方がある
- オンライン秘書は家事や育児と両立させやすい
- 選考を受ける時にはしっかり対策をしよう
オンライン秘書という働き方は、自分と家族の生活、キャリアの積み上げを両立させられるとてもいい働き方だなと思っています。
今回の記事が参考になれば幸いです。
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