この2、3年の間で、
・副業をはじめる方
・フリーランスで働く方
が多くなってきたように感じています。
育児や介護、家族の転勤などの関係で、仕事をする選択肢がなかった方や、時間のバランスを見直したいという方にとっては、メリットが大きいですよね。
ただ、フリーランスで働くと自由で楽だし、稼げるという先入観を持っている方も多いかなと思い、フリーランスで働くって実際どうなのかを書いてみたいと思います。
フリーランスが増えているのはなぜか
まずは、フリーランスとして働いている人がどれくらいいるかを調べてみました。
2019年の内閣府政策統括官(経済財政分析担当)調査によると、
フリーランス人口は306 万人~341 万人
出典:内閣府政策統括官(経済財政分析担当)政策課題分析シリ-ズ 17 日本のフリーランスについて
一方で、クラウドソーシングサイト「ランサーズ」の調査によると、
フリーランスとして活動をしたことがある人の数は、
2020年:1,062万人
2021年:1,577万人
出典:ランサーズ「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」
調査対象や方式が異なるものの、この数年間で急激にフリーランスが増えているようです。
その理由は、コロナ禍により副業解禁や在宅勤務など、働き方が柔軟になったこと。
結果として、フリーランスで働くことが身近になったことが、フリーランス人口が増えた要因のようです。
面接をしていての実感値
私は紹介会社で働いていますが、
・フリーランスに転身した
・副業を始めた
など、この1,2年で働き方を変えている方がすごく多いのを実感しています。
一方で、デザインやライティングを学んでも、なかなか安定収入に結び付かないという悩みも多く聞かれます。(クラウドソーシングサイト上の単価が安いのは知られたことですよね。)
このことから、
・フリーランスとして、場所や時間を問わない働き方は魅力的
ではあるものの、
・正社員勤務時と同等の報酬を確保することや、未経験や新しく挑戦したい分野に挑戦するのは大変
という印象を持っています。
仮に、
・SNS運用
・デザイン
・SEOライティング
など特定の分野を学んだとしても、
流行や人々の意識が変わっていくことで同じ知識や経験を活かすことができなくなっていきます。
例えば…
・インスタグラムは、Tiktokにより近づけたアルゴリズムを採用している
・Googleは、読む人に役立つ情報をAIで感知する
・アフィリエイトを目的とした記事が上位を取りづらくなる
・権威があるサイトが上位に来るなど。
フリーランスで活躍し続けるために必要な3つのこと
このことから、フリーランスで働くためには以下の3つのことが大切なのかなと思っています。
・新しい情報をアップデートし続ける
特定の分野で学びを極めたからといって、その分野の頂点に居続けのは難しいです。
常にアップデートしなければいけません。
会社員として働いている頃は、
・社内の専門分野の方が市場調査をしてくれる
・担当部署の方が、法律の改正をキャッチしてくれる
次はこういう戦略で行くので、新しいサービスを導入します!
と他力本願、受け身で成り立っていくこともあると思います、
ですが、フリーランスでは
・こういった情報を仕入れること
・次はどういう戦略で行く
かなどを、自分で考えていかなければいけません。
コミュニケーションを意識する
フリーランスになると、煩わしい人間関係から解放されると感じる方が多いですよね。
ですが、企業側がフリーランスの方に依頼をする場合、
・文字
・数回のZOOMミーティング
で、人柄を判断しなければなりません。
そのため、限られた情報の中でコミュニケーション能力があるかを判断しています。
・相手の事を考えた文章を作っているか
・返事のスピード
・言葉遣い
・会話がスムーズに成り立つか(齟齬がないかなど)
仕事を受注するフリーランスの立場としては、こういったことを意識してコミュニケーションを取る必要があるんですね。
精神状態、生活習慣、タイムマネジメントを意識する
フリーランスになると、場合によっては一日中誰とも話さず、誰とも会わずに過ごす方もいるかもしれません。
ただ、テキストでのやり取りやコミュニケーションを取っている中で、
・気持ちが不安定そう
・生活習慣が乱れていそう
・時間にルーズ
と感じてしまうと、依頼者からはマイナスポイントです。
なぜなら、予定通り納品し、依頼通りの納品物を納品してもらえないと、困ってしまうから。
フリーランスであるからこそ、一定の生活習慣、精神状態をキープし、どういうスケジュールで仕事をするかの予定を立てることが必要なんですよね。
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まとめ
フリーランスで働くことの大変さや求められていること、依頼者側の立場ではこんなことを感じているよと言う内容をつらつらと書いてみました。
私は実はフリーランス歴丸6年。仕事と家庭のバランスを取りながら、自由に仕事ができることは最大のメリットだなと実感しています。
ですが、必ずしもすべての人にとってフリーランスという働き方がいいわけではないかなと思っています。在宅で働く雇用契約の仕事も増えていますし、初めての仕事に挑戦する場合には、勤務地で直接教わる方が効率よく理解できるからです。
ですので、フリーランスが良い!と決めつけず、ぜひご自身に合った働き方、仕事を見つけてみてくださいね。
今回の内容が参考になれば幸いです。