・希望の会社に入りたいんだけど
・面接で通過できない...
今回はこんなお悩みを解決する記事を書きました。
面接対策のために、HOW TO本や情報をリサーチする方もいらっしゃると思います。
ですが、面接官の立場からお話しすると、面接はあくまでも「自社の価値観に合う人を採用する場所」です。
”価値観”は会社によって異なり、A社では合格となる方が、B社では不合格と判断されることが少なくありません。
みなさんが、希望した会社に合格できないと悩んでしまったとき「自分に合わないだけ!」と割り切って、よりマッチした会社を探してほしい!そんな気持ちを込めて今回はコラムを書いていきます。
私は現在キャリアカウンセラーとして、紹介会社で働き始めて1年半。
累計2,000人の応募者の方とお話をしてきました。
また、企業の採用担当者として面談を行っており、累計300人以上の方の面接を担当してきました。
翻訳、事務、デザイナー、SNS運用、広告運用など。
業界・職種などざまざまな面接を担当してきましたが、
どういった面接でも思うことは一つ。
「企業に合っている方を採用したい」「応募されている方が、自分に合っっている仕事に転職してほしい」ということです。
今回はそんな思いを込めて、
・面接の前に行っておきたいこと
・面接でよく聞かれる質問
について紹介していきます。
面接とは
面接は、
会社の立場:求めているスキルや考え方を持った人かどうかを判断する場所
である一方、
応募者の立場:自分の魅力を発揮し、活躍できる場所かどうかを判断する場所
です。
そのため、面接に合格できる=良い人材と認められた
ということではなく、あくまでもその会社の価値感や人物像に合致しただけなのです!
なぜなら、会社によって求めている人物像やスキルは異なるから。
例えば……
■WEBデザイナー職
・自社の既存のイメージと同じ雰囲気のデザインをできる人が欲しい
・既存のデザインとは異なるデザインができる人を採用し、イメージを刷新したい
■事務・バックオフィス
・一つのことをミスなく、着実にこなせる方に来てほしい
・スピード感をもって業務にあたり、新しいツールや改善案をどんどん提案して欲しい
■営業
・とにかく明るくやる気がある人が欲しい!
・断られても立ち直れるタフさが必要
・清潔感があり、お客さんと信頼関係を築ける人が欲しい
このように、同じ職種であっても、会社によって求めている人物像は全く異なるのです。
そのため、面接官にとって面接とは、自社の風土になじむ人物かどうかを見極め、自社で活躍できそうな人を探す場所です。
みなさんが応募される際にも、自分の得意なことが発揮できるか、会社の雰囲気が合うかどうかを見極める場所と考えて臨んでほしいなと思います。
選考に臨む前に自己分析をしよう
自分の性格や仕事スタイルと、会社がマッチしているかを見極めるためには、自分のことを理解しなくてはいけません。
他人のことは、良い点も悪い点もすぐに分かるのに、自分のことって意外と分かっていないものですよね。
続いては、選考に臨む前の自己分析のお話です。
自己分析用のツールや診断テストなどはたくさんありますので、ここでは時間を取って考えてほしい3つの質問をご紹介します。
■どんな仕事をしているときが楽しいか
仕事をしているとき、どんな作業は苦なくできますか?
どういった作業はいやだなーと思いながら行っていますか?
・同じ作業をコツコツとこなすこと
・たくさんの人と打ち合わせをしながら、企画を進めること
・どうしたらよくなるかを考えて、改善策を提案すること
・人と話をすること(接客や営業などで)
■他人からはどういった点でほめられることが多いですか?
また、注意されることが多いと感じることはありますか?
他人が苦労して行っていることでも、自分は難なくできていれば、それが長所です。どんな時に褒められるかを振り返ってみてください。
・分け隔てなく他人に話しかけられる
・長時間作業に没頭できる
・アイデアをたくさん出せる
・正確に作業ができる
■10年後、20年後どんな場所で、どういう仕事をして、どんな暮らしをしていたいですか?
・今の仕事を極めてスペシャリストになっていたい
・自分で起業をして社長になっていたい
・個人事業主として、自宅でマイペースに案件をこなしていたい
この3つの質問を考えたときに、
・どういう会社に入りたい
・どういう仕事をしたい
と思いましたか?
ご自身が思い描く未来と、転職(就職)をしようとしている会社の方向性や雰囲気があっているかを、改めて考えてみてください。
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面接でよく聞かれる質問
続いて、面接でよく聞かれる質問をご紹介します。
以下の内容は業種・職種に関わらずよく質問されます。
「選考に臨む前に自己分析をしよう」の内容を基に、ぜひ事前に回答を考えておきましょう。
・自己紹介
・これまでの職歴と退職理由
・志望動機
・今後のキャリアプラン
・長所・強み
・採用することでの自社のメリット
最後に
私はこれまで複数社での面接を担当してきましたが、どの会社でも必ず共通して見ている点があります。
それは
・事前に自社の事業内容や職種について調べて臨んでいるか
(本当に興味を持っているか)
・嘘をついたりごまかしたりせず、素直であるか
・清潔感があり、身だしなみが整っているか
です。
この3点にマイナスがついてしまうと、どれだけ良い点があったとしても、採用を見送ってしまうことが少なくありません。
面接に臨む前に、ご自身のことを振り返る時間を作り、選考を受ける会社をしっかり調べ、また身だしなみを整える時間と精神的な余裕を持って臨んでくださいね。
今回の記事が参考になれば幸いです。