Will Can Mustという言葉を聞いたことがありますか？
多くの企業で取り入れられている自己啓発・研修・評価制度の一つです。
私が以前人事担当として働いていた会社では、
「Will Can Must」と書かれたシートに取り組み、その内容に基づいて面談を実施。
結果を業務に取り入れていました。
今回は、Will Can Mustの考え方を利用して、ご自身の「夢」について考えるための記事を書いてみます。
Will Can Mustとは
WillCanMust面談とは、元々はリクルートさんが導入を始めた面談方法です。
自分自身のなりたい姿ややりたいことをゴールとした場合、
・今自分には何ができて
・何が足りないか
を考えてみようというもの。
この考え方を利用して、もっと自由に夢や展望を思い描いてみましょう。
「仕事において」「●年後」といった制限なく、妄想の世界にどっぷりつかって書いていただきたいと思います。
それでは具体的に紹介してきます。
Willとは
Willとは「やりたいこと」の意味。
■Willについて考えてみよう
もし50億円、100億円という使いきれないほどの金額を持っていたとしたら
・何をしたいですか
・どうなりたいですか
・どんな場所にあるどんな家に住んでいたいですか
・見た目や服装からどんな印象を持たれたいですか
・朝起きてどんな朝食を食べ、どんな一日を過ごしたいですか
・仕事はどういった内容を、どんなスタイルでしたいですか
といったことを自由に描いていきましょう。
■もっと深堀りします
・誰かの助けになろう自分自身にお金を使っても、余るほどの金額が手元にあります。
・そのお金を使って、奉仕活動・ボランティアを行うとしたらどういった方の助けになりたいですか？
といった内容を考えることによって、自分は何を望んでいるかを掘り下げていきます。
Canとは
続いて、Canについて考えてみましょう。
「今自分自身が持っていること」「できること」を考えてしまうと、限られた範囲での回答になってしまいます。
先ほどのWillで考えた内容を基に、まずはモデリングをしてみましょう。
■モデリングとは
自分が目指す理想の人や、理想の考え方をしている人の行動や考え方を取り入れること。
モデリングによって、理想の自分に近づくことができる。
先ほどWillで考えた内容を基に以下の手順で行います。
■モデリングの方法
①モデルを決める
・理想の生活ができている人
・なりたい人物像に近い人
・助けたいと思っている人を助ける仕事をしている人
について調べ、モデルを決めます
②モデリングの行動や考え方を調べる
・どういった行動をしているか
・どういった考え方をしているか
・どういった発言をしているか
・どういった判断基準をしているか
について徹底的にリサーチします。
③モデリングとの共通点を見つけましょう
その方と、自分自身の共通点を見つけましょう。
・自分自身が行動出来ていること
・似ている考え方
などを挙げていきます。
自分自身ができていることや、理想の自分になるためのヒントが少しだけ分かってきましたか？
Mustとは
続いては、Mustについて考えてみます。
Mustは課題を挙げ、解決方法を考えていきます。
①Mustの考え方
・自分自身が助けたいと思っている人に必要なこと
・今の自分の仕事において、足りないこと
・今関わっているお客さんにとって足りないこと
を洗い出していきます。
②解決方法を考える
洗い出した課題に対して、どのように解決したらよいでしょうか。
モデリングの方の考え方や、同じ悩みを持つ方がどういう参考資料を読んでどんな行動をしているかを参考に、解決方法の案を出していきましょう。
・モデリングは●●という行動をしていたので真似をしてみる
・●●というキーワードの本を探してみたところ、▲▲という施策を進める本が出ていたので参考にする
・コンサル会社が、▲▲という提案をしていた
③具体的な行動に落とし込む
幾つかでてきた案の中で、取り入れられそうなものはありましたか？
その案を取り入れることでどういった結果が期待できるか、具体的な行動目標に落とし込んでいきます。
・いつまでに
・どういった手段で
・どんな結果を出すか
（●%改善、●円アップ）
具体的に、何をどのようにすることで、モデリングに近づけるかといったイメージがわきましたか？
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まとめ
今回はWillCanMustについてご紹介しました。
目標設定をしよう、夢を考えるようにと言われても、
「いつもと同じ解決策」「いつもと同じ案しか出ない」ということは良くありますよね。
WillCanMustとモデリングを使用することで、制限を取り払って、理想の自分を考えることができます。
夏休みなどの時間があるときに、時間をとって考えてみてください。
実はこんなことを望んでいたのかも…！といった発見があるかも。
今回の記事が参考になれば幸いです。
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